コーヒー豆のRDTとグラインダーへの影響

随分前に同じ様な話をちょろっと書いた気もしますが、先日KURASUさんがRDT(Ross Droplet Technique)についての動画を出していて、奇しくもTHE COFFEESHOPさんの2月のフリーペーパーでもRDTについて触れていたので、日々RDTを行う自分の経験談も誰かの糧になればということでざっくりと書いていきますね。

家庭用のグラインダーも買うなら良いものを推奨したいのですが、良いものはどれも5万円からというものが多く、それを故障させちゃったら涙出ちゃいますよね。私は故障という経験もメーカーにフィードバックできたらよりよい物が出来上がるのではと考え、どのグラインダーでもRDTを行っております。

皆さんが家庭用で欲しいなと思うグラインダーは千差万別だと思いますので流石に全ては網羅できませんが、経験上よく見聞きするグラインダーで話をしていきます。

  • Varia VS3
  • Fellow Ode
  • Fellow OPUS
  • OPTION-O LAGOM mini

上記グラインダーは私は昨年新規で購入し、豆を挽く際は必ずRDTを行っているもの。ある意味RDT専用機として実験も兼ねて増やしたようなものです。varia以外は明確に禁止の文言は見当たりませんでしたが、推奨もしてないのでRDTして何が起こっても保証の対象にはならないはずなので注意です。

スプレーボトルはvaria付属のものを使用。季節や部屋の乾燥度合いにもよりますが、プッシュ数は基本2プッシュでどのグラインダーでも快適に粉が出てきます。1プッシュだと足りず、4~5プッシュだとホッパーに豆が張り付き、何度も手で豆を押し込む必要が出てくるのでやりすぎ、なので2~3プッシュがどの焙煎度合いでも適切な印象です。

ただし、コーヒーオイルが浮き出てテッカテカに輝く豆はRDTの恩恵が薄く、結構しっかりやらないと綺麗に落ちてきません。このタイプの豆は4~5プッシュしてビショビショにすればまあ…って感じですがホッパー内が見てわかるほど濡れているので怖い。正解がわからない。

この「濡れ」が機械や刃に与える影響が未知なので怖いのですが、例の論文を書いた方も動画内でRDTによって刃が濡れても全然大丈夫だったよ!(意訳)的なことを言っていましたね。私は濡れたまま放置してるのも嫌…というが次に挽く豆への影響を極力残したくないので、先日書いた通り、毎回クリーニングを行っています。

shinshucoffeebeans.hatenablog.jp

こうして毎回ブロワーでエアーを送って、ある意味「乾かして」いるからか、どのグラインダーも特に錆もなく、性能が落ちたりエラーが起こったりは一切ありません。あくまで半年~1年程度の使用で、今現在は!なので、今後変化があればお伝えしたいと思います。

この記事はとりあえず上記のグラインダーでRDTしてるけど今んとこ問題ないぜ!という報告なので、推奨するものではなく保証の対象外になる可能性に関してはしっかり理解してやるか、やらないかはご自身の判断で決めて下さいね。家庭用グラインダーも静電気除去装置ついてるものもありますが、本当にオマケ程度なのであまり期待せず。