MY COFFEE ARCHIVE

コーヒーを楽しむ私の日記帳

お家で美味しいコーヒーを淹れる為に

知りたかったことや教えて欲しかったこと、知ったことや知っておいて欲しいこと、自分への覚書にしながら、誰かの為にもなったら嬉しいなと、思いつくままに羅列していきます。

ドリッパーは多い方がいい?
沼にハマると集めたくなっちゃうドリッパー。私も専用の棚を2つ増築する程には集まっちゃいましたが、純粋に美味しさを求めるなら5個くらいあれば良いかなと思い始めました。

あくまで私個人が陥った罠の話をしますと、抽出がドリッパー頼りに偏ってしまったんですよね。レシピを変えずドリッパーを変える…みたいな。勿論それでも味わいは変わるんですが、コーヒーが美味しくなかった、望んだ結果が得られなかった時、まず疑うべきは自身と抽出であり、器具を疑うのはその後。

手持ちのドリッパーを全て使いこなし理解していれば別ですが、数が増えれば増える程できなくなってくるので、まずは不朽の名作や多くの珈琲愛好家、お店で用いられている物を1つ2つ購入し、自分の中のコーヒーをある程度確立させ、「極めたかもしれん!」ある程度根拠を伴った自信を持つことが出来たらきっと「こうしたいああしたい」という思いも同時に生まれてくるはずなので、そうなってからようやく他のドリッパーに手を出すって感じが良いのではと。

沢山持つこと、それを使うことは楽しいので集めることを否定はしませんが、始めて自分で淹れたコーヒーが美味しいと感じたあの日を、シンプルなあの感動をドリッパーのコレクションと一緒に棚に置きっぱなしにしてしまうのは勿体ないなと思うのです。戒め。

レシピについて
抽出については様々なテクニックがあり、チャンピオンが用いた…等で脚光を浴びることもあるけれど、万能なレシピはなく、ましてや競技会等は特殊な環境や特別な豆用のレシピやテクニックだったりするし、水だって違う。なので、真似で良い結果はあまり得られた経験が無い。やればやる程、抽出とはシンプルでいいのではと思う。

ドリッパー付属のレシピ等、まずは自身の王道レシピで抽出し、そこから調整をしていく。個人的に一番わかりやすいのは温度。まずは温度のみを変えて抽出し、前回の結果との変化を感じてから蒸らし時間の変更、挽目の調節、器具の選定、レシピの変更、と行っていく(順不同)

最初から複数の変更を同時に行うのは、単純に何が良くて何が悪かったのかわからなくなるから非推奨。卓越したプロならば可能かもしれませんが、「何がわからないかわからない」のまま進んでしまいがち。1個ずつ解決していこう。

聞くことを恐れない
恥ずかしさやお手を煩わせるのではないか、迷惑ではないかという思いから、購入する際にこのコーヒー豆について色々と聞くのができない期間があった。豆の方から「私はこうすると美味しくできるよ!」と教えてくれたらいいのだが、そうはいかないので臆せず一番の理解者であるプロに聞こう。

ある程度慣れてくると聞かずに買いがちなのだけれど、これは個人的にはあまり良い結果が得られない。どんなに器具を持っていても、どんなに慣れていたとしても、どんなに鋭い味覚を持っていたとしても、驕らず毎回聞くべき。だってその豆とは初めましてなんですし。初めましての方とは失礼のないよう礼儀正しくしないと。

わかった気になるのが一番ダメかもしれない正直。めんどくさい厄介コーヒーファンに変貌しないよう常に初心者であるくらいの気持ちや向上心がないと。戒め。