Tally Pro Precision Scale | Studio Edition

kigu

日本のお洒落なコーヒーメディアやブログ等でもあまり取り上げられておらず、比較レビューも無さそうなので、どれどれ買って使ってみるかということで購入しました。これを書いている段階でお値段は約3万円。購入先は勿論 @kigu.coffee さん。ナルオさん、毎週質問に答えて頂き本当にありがとうございます。

製品特徴はkiguさんのページに綺麗にまとまっているのであえてここでは書きませんが、スケールとしての機能は申し分なく、特段不満はありません。起動、モード切り替え共に早く、起動時に前回使用していたモードが立ち上がるのは嬉しい。反応に関しても過敏なくらい敏感なので、表示がワンテンポ遅れてお湯を少々注ぎ過ぎてしまった…というミスは防止できるかなと。

目玉?のブリューアシストモードは単純に便利ですね。スケール上で完結するので計算の必要も無く、目標の重量に到達すると中央の表示が白く光って直感的に知らせてくれるので、OLEDの視認性もあってか数字ではなくコーヒーを見ながら注湯に集中できます。

製品サイズはそこそこ大きく590gと重量もありますが、意外とこの重量感によってしっかり位置が保持される印象なので悪くないです。計測皿も広く、大半のサーバーは乗っかるので、数字が見えねえ!ということも無いかなと。

不満点としては、これは実際使用しているコーヒーショップや個人の方とも話していて、総じてOLED部分以外は計測皿のようなつや消しにして欲しかったなという点。Fellowのプロダクトは表面処理がマットなものが多いので、製品を並ばせた時にちょっと浮いている印象があります。日光の下等、イベントでの使用時に数字の視認性は問題ないけれど、反射や指紋が気になるという意見も。

あと個人的に拘って欲しかったなと思う点は、ベース部分の厚さ。ケトルやグラインダーのベース部分の厚みはどれも2.3cmで固定されていると思うのですが、このスケールは1.9cm、並べた時にちょっと低い!いや、合わせると厚すぎるのはわかるけど!でも!並べた時にフラットになるのが快感だったの!笑。

…変な拘りはさておき、新規で購入したり、今使っているものから買い替えを検討している人は、機能は勿論ですが、デザインとサイズ感で選ぶと良いかと思います。既にacaiaやtimemoreの高級ラインを持っている方は特に。既に欲しいなと思ってる方は迷わず飛び込んでも後悔はしない、日々所有欲を満たしてくれる製品であることは間違いないです。

ちなみに隠しモードとしてjumpyというゲームをスケール上で遊ぶことができます。やり方はbrew assistモードでダイヤルをグルグルと回し、コーヒーとお湯の比率が1:42と表示されたらタイマーボタンを押すとゲームが起動します。タイマーボタンで小ジャンプ、ダイヤル押し込みで大ジャンプと謎の拘りがあるゲーム、コンボイの謎を彷彿とさせる難易度なので購入したら1度は遊んでみて下さい。