「埜屋」のパンと重澤珈琲の東ティモール


2枚目

母が木村製パンさんの大ファンでして、普段はほぼ無欲節制なタイプの母も販売日になると意気揚々、車をぶんぶんと走らせお店へ向かう姿を何度も目撃しています。私も何度かパンのお裾分けを頂いていますが、すっごく美味しいんですよね。パンのことはあまり詳しくないのですが、生地といいますか…噛むごとに味がしてですね…とにかくパン自体が美味しいのです。

虎ノ門ヒルズ福島屋内にある木村製パン直営店「埜屋」の「夏のモーニングセット」を母が注文しまして、セット内容にコーヒー豆が含まれているということで

「豆挽いてもらえる?」
「いいよー」

ということで私の出番です。今回のコーヒー豆は長野県上田市の自家焙煎珈琲店「重澤珈琲」さん焙煎の「東ティモール アスイクライク村」で、農薬化学肥料が普及していない東ティモールのオーガニックコーヒー豆。スッキリとした苦味と舌に仄かに残る甘みが心地よく暑い日のアイスコーヒーにピッタリ、とのこと。精製はウォッシュト。

豆の表情からは沈み込むような重さと力強い苦味を想像しますが、優しい口当たりで美味しさとしての苦味がスッキリと舌の上を通っていきながら、甘味の余韻を残していく感じです。パンをトーストする横で豆を挽き、コーヒーを抽出する。楽しく、美味しい、素敵なセットでした。コーヒーの味わいは母も気に入ったようで、何だか自分のことのように嬉しい。

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