Graycano Dripper (グレイカノドリッパー)」

Graycano

Kigu

BREW THE MOMENT

重厚な見た目をしていますが、アルミニウムにセラミックコーティングをしているので、重さ250gと思っていたより軽く、ガラス製HARIO V60と体感は同じくらい。日本では現在 @kigu.coffee さんで購入することができ、価格はこれを書いている時点で11000円。それなりにお値段しますね!カリタのツバメシリーズと同じく、高い技術によるものだと推察します。

V60やフラワー等、他の円錐と同様の環境で抽出を試しましたが、Graycanoが一番明るくフルーティーなコーヒーを生み出せました。 World Brewers Cup champion ‘23 Runner Upのsavinaさんが決勝で使用したもの頷けます。好みや出したい味はそれぞれなので良し悪しでは測れませんが、明確に味わいが違ってくるので、一度使ったらオシャレなインテリアと化すということは無いかと思います。お高いですが所有しておいて損はないかなと。

コーティングされているとはいえ、アルミ製であるため本体が抽出温度と同様に熱くなります。取手が無いので熱遮断のための付属スリーブを取り付けるのが必須なのですが、毎回これをやるのはちょっと面倒と感じるかもしれません。でもこれはどうやらGraycanoの“Enjoy the moment”というコンセプトによる「あえて」のもののよう。

今、スピーディかつ慌ただしい世界と時間に生きているからこそ、しっかりと段階、手順を踏み、1杯のコーヒーと向き合う。あらゆる情報を遮断し意識的に繋がりを断つこの数分間、この「あえて」の手間を楽しむことが明日の活力に、楽しめることが豊かな人生に繋がるのでしょう。

…ところでkiguさんかGraycanoさん、良かったらsavinaさんが大会で使用していた特殊な形状だと思われるスリーブの詳細を教えてくれませんか…?欲しいので良かったら購入させて下さい。